皆さん周知のように?
2021年9月現在、日本の音楽ライブでは、オーディエンスが大声を出すことを原則禁止されている。
最初は「今のうちだけだから、少しだけ我慢」といった感じだったが
今となってはこの状況が一体何年続くのか、先が見えない…といった状況になっている。。
従来のライブ、特に邦ロック界隈においてはアーティスト側も含めて
「要所要所で如何にみんなで大声を出して(出させて)なんぼ」
みたいな風潮があった。
それが全体の一体感を感じられる一つの大きなバロメーターになっていたのではないかと思う。
それがコロナ禍によって奪われた今
フラストレーションを感じているのはオーディエンス側だけじゃなく
従来と然程変わらないパフォーマンスを見せてくれているアーティスト側も同じ気持ちだと思っている。
私が参戦したライブの中で
この「声で応じれない現象」に最初に一石を投じたのは
昨年の年末にマリンメッセ福岡で行われたUVERworldだ。
どうやら事前にファンの声を録音したデータを募集し、曲中で同期することにより
まるで従来通りシンガロングが起こったような効果を生み出していた。
次に遭遇した施策が
今年4月にBEAT STATIONで行われたオメでたい頭でなによりだ。
彼らのグッズになっているガチャガチャで
『感情ガチャ』というものがあり
MC中に鳴らしている人がおり、メンバーも話題にしていたので
終演後にやってみた
楽ボタンが当たった
UVERの策が悪かった訳じゃないけど、何か腑に落ちないというか、物足りないものを感じていた
それがこのボタンによって分かった
音源に声がのっているだけでは、あくまで受動的というか
声を出して応じるような能動的な感動には至らないのである。
その観点でいうとこのボタン式の方が
オーディエンスが鳴らしたいタイミングで鳴らすことによって
『ライブに参加している』という感動をより味わえるのである
「声が出せなくても、従来と同じぐらいに盛り上がれるツールはできないものか」自ずと考えていた
オメでたの「音声が出るボタン」という発想がとても良いと思ったので
- 何種類かの音声が出る装置
- プリセットか自分で録音できるものか、はたまた両方か
- アーティスト毎に違う音声が必要か
- ボタンが何種類ぐらい必要か
- 作るのに如何ほどの経費がかかるのか
- クラファンが必要か
- てか何で今まで誰もやってないの?これ…
などの妄想を宅飲みで友人に共有するなどした
が、
少し冷静になって考えてふと思った
リアルに近い音声ボタンを作ってしまうと
どさくさに紛れて大声出してもバレない…みたいな人が出かねないのではないか?ということに。。
全ては振り出しだ。。。
先日ストリーミング配信されていたL’Arc~en~Cielである(公演自体は5月に幕張メッセで行われたもの)
MC中にオーディエンスが皆でグッズらしき鳴り物を鳴らしていた
どうやらマラカスのようなものだった
※画像は現在のツアーグッズなのでこの時のデザインとは異なると思われる
これよ。これなのよ。
やっぱりオーディエンスが自らの意思で音を発することにより「参加してる」ことを感じられる。
アーティスト側もパフォーマンスに「呼応してくれてる」ことを感じられる。Win-Win。
そして先日マキシマムザホルモンが
ラルクと同様かつ更にお手軽?お手頃?な鳴り物新グッズを発表した
動画中でメンバー(主に亮君)が
「ホルモンだけで使ってね。他のアーティストでは使わないでね。うるさいって言われちゃうから…」
と説明している
私は嘆いた(?)
「え、うるさいとか言う?そもそもライブってうるさいモンやのに!?…ああ、でもいるんだろうな、うん…」
何をやっても誰かが文句を言う
ろくに言いたいことも言えない、そんなPOISONな世の中を。。
ネット社会になって顕著に明るみになった
第三者に対する批判、不平不満、誹謗中傷といった負の感情のぶつけ合いが
このコロナ禍になってより一層悪化していると感じる
「みんな、ギスギスしすぎやて。。」と日々思っている
誰しもコロナのせいで思うようにできず、ストレスフルな生活を送っていると考えると仕方がないことかも知れないけど。。
ロックなライブって本来みんなでがちゃがちゃ賑やかしく楽しむもんじゃないのですか?
だったら声が出せなくても!
今出来る範囲で!
がちゃがちゃ楽しんでいいんじゃないの?!
と言いたいのです私は。
ああ
もはや全てのロックなライブにコレを持ち込みたいぐらいよ…
どう思ったか等コメントもらえると嬉しいです
賛否両論が丁度良いぞ来い!←
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