かんそうさんの「歌(カラオケ)が苦手」ブログを読んでから
https://www.kansou-blog.jp/entry/2022/05/20/183755
私も自分の歌にまつわるブログをいつか書きたいとずっと思ってて全然書けていなかったので
いい加減に書いてみようと思う。
かしゅになりたかったらしい
幼少期から歌うことが好きで
物心ついた時には歌っていたし
だからか知らないが、母がよその人などに
「大きくなったら、歌手になるのよね！」と触れ回っていて
「うん！(…かしゅってなにかな…？)」と毎回密かに思っていたことを記憶している。
しかし幼稚園児～小学生ぐらいの頃の母は
「あんたは下手くそやもんね。ママもパパも上手なのに。なんでなんやろ」
とも言っていた。
今思えばかわいい子を谷底へ突き落すライオン的英才教育だったのかもしれないが
私はショックだった。
「え、、へたくしょなの…そんなことないもん…じょうずだもん…しゅきなんだから…じょうずだもん…」
当時は自分の歌を客観で聴くなんてことはしていないので
頭蓋骨？で聴く自分の歌を本気で上手いと思っていたし
「今は下手くそだとしても、すぐに上手になってやるんだから！」
みたいな気概で、歌うことをちっともやめる気にはならなかった。
しかし母から「下手くそ」と言われて育ったので
私は下手なんだと思っていた。
きっと他の人はみんなもっと上手いのだ。そう思っていた。
中2のとき、初めて同級生とカラオケに行くことになり
「私下手だから…(って言われた)」
となかなか人前で歌うのは気が進まなかったんだが
他の友達の歌を聴いて
「え？そうでもなくない？いや、自分の歌も、人から聴いたらこんな感じなのか…？」
などと思った気がする。
ところがいざ歌ってみると…
「ええ！上手いやん！全然下手じゃないし！」
とか言われた。
(えへ…やっぱ上手いんじゃん…おかんは下手言うてたけど、上手いんじゃん…”上手くなった”んかしら？ﾄﾞﾔｧ)
てな感じにご満悦だった。
「でももっと上手くならなきゃね…プロになるんだから」と
将来はミュージシャンになるんだと信じて疑わなかったので
当時ハマって(ほんのりガチ恋して)いた
某現ボディービルダーが女性のように華奢だった頃の名曲を
CDに入ってるカラオケに合わせて歌って、初めてカセットテープに録音して聴いてみた
https://youtu.be/RlV6cvhC8U0?si=TKIyShbbL7d23xrg
客観じゃない時は本人風に上手に歌えてるつもりだったのに
「なにこれ…全然上手くないやん…そしてなんやこの変な声…こんな歌で、人の心を揺らせられる訳あらへんがな。。」
とんでもなくショックだった。
それから暫くは
「上手いとか言われるけど…あれ、あまりに下手てか変な声すぎて、みんな面白がって「上手い」言うとるだけなんと違うか…？」
と被害妄想すらしていた。
アングルは違えど…
そんな中学生時代、合唱コンクールの練習にて
かんそうさんと同じようなことを言われたことがあった。
https://www.kansou-blog.jp/entry/2023/10/08/173832
私も確か中3の時の合唱で
大地に感謝しろという謎の価値観を押し付けてくる神目線の宗教ソングやってたなぁ
https://www.youtube.com/watch?v=P5HCpwXXigo
当時から男性曲も女性曲も関係なく歌っていたので
自然と音域は広めだったと思う
多分1人でソプラノからバスまでほぼ歌える。
でも地声は幼い頃から性別疑われるぐらい低いし
ソプラノより出しやすいし、基本主旋律じゃないから実は難易度高めのアルトをやっていた
アルトだけで練習してるときに
「誰か、音がズレてない？」て話になったことがあり。
かんそうさんは
「もう歌わなくていいから！」
と言われたようですが
私も
「(お前が歌ってるとお前の声がでかくてかき消されて誰がズレてんのか分かんなくなっちゃうから)ちょっと一旦歌わないで！みんなの歌声聴いてくれる！？」
と言われたことがあります。
歌わないで！って…酷いよねぇ。。
仕方ないので歌わずにどうにか私の中の聖徳太子を呼び覚まして1人ずつの声聴いてると
「ああ、多分この子だな…ちょこちょこ微妙にズレてんの…」
って分かっちゃうんですけど、、
「〇〇さんだよ」とか、言えるわけないじゃないですか。
そんなつるし上げ行為できないし
本人はそれで合ってると思って歌ってるんだから
生まれ持ったセンスみたいなもんだから
そんな簡単に矯正できるもんじゃなかろうもん。
って肌で感じていたんじゃないかと思うんですよね。
なので
「大丈夫だよ！みんなズレてないよ」とか嘘ついて
仕方ないからそれまで以上に歌声張り上げて
コンクールでは…6クラス中2位でした。結果オーライ。
モテソングってなんやねん
時は流れ20代前半
職場で友達になった女子に誘われ
その子の幼馴染らしき10人近くのメンズと
合コンのような忘年会に行くことになり。
二次会のカラオケにて1人のメンズが
「俺あれ歌お！モテソング！」
と言ってデンモクで送信した曲。
ちょっと待て。
モテソングとはなんぞ。
百歩譲ってそれなりに歌えてたら許せてたかも知れない。
顔も声も悪くなかったし(そこかよ)
他の曲聴いててそんな印象なかったから、多分歌自体は下手でもなかった
だが、、ちっとも歌えていない。そのモテソングとやらを。
分かるけども。
この曲は当時一世を風靡した”月9ドラマ”『アンティーク』の主題歌で
ミスチルの数ある名曲の中でもトップクラスに知名度は高い曲
であるにもかかわらず実は決してキャッチーではないというか
音の取り方もリズムもかなり難易度が高くて
かなりの歌唱力、もしくはかなりのミスチルガチではないと歌いこなせない難曲なのである。
宗教法人ミスチル之光信者である私は
(モテソング言うて…歌いこなせないんなら歌うなよ…)
と密かにはらわた煮えくり返らせていた。
友達がそんな空気を察してか
ちょうどメンズがいよいよ歌うのを諦め？かけたタイミングで
「いわっしーちゃん、めちゃくちゃミスチル好きだよね！歌えるでしょ？」
ともう1本のマイクを渡してきた。
仕方がないので、、乗っ取った。完璧なまでに。
自分の歌自体は完璧とは言えないが
少なくともグダグダなメンズよりははるかに歌いこなせていた。
モテソングを。ちゃんと歌える。
だがしかし、、私はモテない。
モテソングってなんやねん。
モテたい、ではないけども
せっかく周りの人々に「歌が上手い」と褒めてもらえるからには
それを武器にしたいではないですか？
基本邦楽って括りにはなるけど
元々好きな音楽のジャンルが広めな方だったのもあり
昔から好きになった人の好きな音楽に影響を受けたりする部分があって。
その人が好きだという音楽を一通り聴いては
自然とそれなりに歌いこなせるようになるので
自然と(どうにかして、カラオケでちょっとどうにか…)などと考えていたもので。
それも20代前半の頃
3年間片思いしていたメンズが
地味に好みが幅広く、かつ飽き性なのか
かなり短い周期でマイブームが変わっていたんですが。
彼が
「ボニーピンクのあの曲めっちゃ好きだったんよね」と言えば
とりあえずその曲聴きまくるし
https://u.pokekara.com/mv/1738918905513390080
「最近Charaしか聴いてない」と言えば
一通り聴きまくるし
https://u.pokekara.com/mv/1738921549731098624
「minkいいよね。歌える？」と誰かに言ってるのを聞けば
一通り聴きま
https://u.pokekara.com/mv/1738924287402299392
でも。そう。
みんなでカラオケ行っても
その時ハマってる女性ボーカル曲を
他の女子に「これ歌える？」とか言うのに
私にはちっとも言ってくれなくて。
言ってくれれば、たとえその時には歌えなかったとしても
その次の回には完璧に仕上げていくのに。
そんなことが暫く続き…
ついに、、やっと私にも、、
デンモク見せながら
「これ、歌える？」
キターーーーーー(ﾟ∀ﾟ)
うん！頑張るっ！どれどれっ！？
…えっ、、どうして…なんでそうなるの…えっ…
目を疑ったし
その時はあまり聴いたことなくて歌えない曲だったけど…
彼の初めてのリクエストだったから
そりゃあもう一生懸命練習したんだわ。。
でもなんでこれなん。。
それって、違くない？
そんなモテない私でも
一応数少ないお付き合いをした男性はいるのだが
かつての彼氏に
「お前のアノ歌に惚れたんだわぁ」
みたいに言われたことが2回ほどありまして。
お？
ちゃんと得意な歌を、恋愛に活かすこと出来たんじゃ？
…と思うじゃないですか？
元彼その１
「いやぁ、、あなたのアノ歌…マジやばかったわぁ」
https://u.pokekara.com/mv/1738920037036900352
ん？
女として色気が…とか、かわいかったとか、そんなんじゃないね？え？
元彼その２
「あの曲歌ってる時のさぁ…スゥレンダーがやばかったわぁ」
https://u.pokekara.com/mv/1738922677565177856
…
…サレンダーな。
どうせスレンダーとは程遠いけどなあたいは(関係ない)
あの。
総じて男性曲がウケるのは分かっとるねん。
いつかどっかで
「いわっしーさんの男ボーカル、男よりかっこいい！」
とか言われたことありますしね。多分何度かね。
それはそれで、大変ありがたきお言葉なんですけどね。ですけどね。
一応女性ボーカル曲もそれなりに歌っておるつもりなんだが。なんだが。
余談
途中で記述した”宗教法人ミスチル之光”って
かんそうさんが創設したらしき宗教団体なんですけど
この単語出てきたのどの記事だっけな？
って検索して出てきたこれ
冒頭だけ読み返してたら
そういえば自分も
友達が「桜井はさぁ…」って話してきた時には
「桜井”さん”だろがぁぁ！」ってキレツッコミをしてたらしいんですけど
(それ自体の記憶はないのですが、後日？その子に「あの時のいわっしー、いつになく怖かった…」と言われました。もはや条件反射)
前述の3年好きだったメンズが
「桜井がぁ」って言ってた時はそのツッコミができず
まさに
「ち…違うんです桜井さん…すいません…イノセントワールドイノセントワールド…」と血の涙を流しながら何度もギロチンで自分の首を切断しました。
でした。
でももう誓った。
どんなに好きになった人でも
「桜井」って呼び捨てにされたら絶対に
「いや、桜井”さん”だから。」
って。ちゃんと言おうって。
神に誓った。神だからね。
しかし今回
いつも以上にかんそうさんのブログを引き合いに出しちゃったな…
もはや私は
”宗教法人かんそう之なんちゃら”でもあるんじゃない？
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